REPORT












まずはベーシストを作ろう





羊毛人形 Busker (バスカー)


― 羊毛をはじめて5年と少し、最終的に作りたい作品にようやく取り組むことができました。
  切っ掛けとなったのは公募展『NEKOISM(ネコイズム)』への参加です。名前にもあるように猫の作品オンリー
  運命的なこの機会、第一号としての記録も兼ねてリポートとしてまとめることにしました。 ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 人形ボディの概要が固まったところでまずはパーツ作り。細かな存在感を要する靴と楽器。
  楽器はFender社の1961年製Jazz Bassを参考に制作しました。同モデルのなかで最初期といっていいこのベース。
  あらためてボディを羊毛で作ってみて、激動の年月を経て75年たった今でもこのフォルムが愛され、
  完璧と称される意味がわかりました。だってとにかく難しい、3回はやり直しました。バランスが絶妙 !? (汗) ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― ボディやネックが羊毛なので、その他のパーツがあまりに異素材に見えないよう
  羊毛同様、天然素材を染色して仕上げています。羊毛のチクチクもいつもの倍は指してます^^ カッチカチ ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 私のフェイバリットスニーカーのひとつ、ADIDASの『SUPERSTAR』。
  いくつか候補がありましたが、スーツにはこの存在感が欲しく挑戦しました。Good Job!? ^^ ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― ヒールカウンターもそれなりに。こうゆうとこは自己満足の世界 ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― ベースギターの弦を張ったり緩めたりすることで音階を調節することをチューニングといいます
  (あっ 常識ですね 汗)そのチューニングをおこなうパーツをペグといい、もうそのペグちゃんをどう表現するかを
  かなり悩みました。精巧に作りすぎても浮いてしまうし... そうなのです、現実感を出せば出すほど
  逆にオシャレ感が遠のいてしまう。そしてけっきょくこの感じになりました。うん、納得、合格!OKです ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 人形の足元に黒い四角い固まりが写ってます。じつはベースアンプも当初のイメージに入っていました。
  と、いいますが作って完成させていましたが、ちょっとやりすぎ感があったのでやめました。
  折り畳みのキャリーにアンプを乗せ、ロープで固定した「あーそうゆうの路上で見たことある!」
  と、いう本格的なものでしたが、やめる決断も大事『もったいないは無し』も、良い物作りの基本です ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 衣装の素材選びにもこだわってみました。心当たりのある、できるだけ老舗の生地屋さんを巡り、
  東京下北沢のお店の奥の奥の棚でようやく見つけましたウインドウペンチェックの生地。
  格子の大きさもちょうど良く色目も想定内以上のものでした。
  また、なんとその棚のほど近い場所にネクタイとなるレジメンタルの生地も!
  こちらもストライプのピッチ・色合いともにバッチリ!! 見つけたときは大興奮でした (笑) ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 一番こだわったというか、意識したため結果難しかったのが、ベースを構えたバランス・ポーズです。
  ベースギターは人差し指と中指での指弾きが基本です。またネックの指板を抑える指もあまり曲げず立てるように。
  左右の腕の各関節の曲がり具合いや位置も徹底的にこだわり、
  なによりもその位置に合わせたベースの高さ・左右の位置・高さ、
  楽器はいい加減に持つとほんと不格好になります。そしてその上半身に合わせた下半身のバランス。
  腰の位置、若干左足も前に出し右足のかかとに重心を置きました。
  一見見たらそこまで伝わらないように見えますが、やるとやらないとでは大違いです。
  やらないとマイナス、やってようやくプラスマイナスゼロで自然に見えるといった感じです ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 顔にさらに修正を加えます。実際合わせてみると、シンプルな丸顔でも若干アゴを張る
  表情がうまく出てなかったり。目線の角度がもう少し斜め下のほうがいいなとか。
  人形は本当に顔が命です。寡黙な分、表情がメッセージですので「こんなものかな」では済ませません。
  また私自身の譲れないパーツでもあります ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― 完成画、どの角度から見ても納得の仕上がりに。作品のイメージでいうとこの角度がベストショットです。
  ベースプレイヤー独特の胸を張り若干のけぞるようなポーズ。弾いた弦が、決めの一音として鳴り響くようです。
  そう、この写真が公募用にもなります。
  それとスーツと共生地でハットを作りました。観客からのチップ用のハットというイメージ込みのものです。
  アンプよりもこちらのほうがスマート、これにして正解でした。Busker、ここに立つ! できたぁ ―


羊毛人形 Busker (バスカー)


― ふふふ♪ カメラを動かしたら偶然躍動感が出ました (笑)

   ある意味ライブ感、出てません? ^^ ―



(2015.6.20)






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